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ソフトウェア作成(仕事関連)

自分は会社に勤めていながら自称プログラマー&クリエータと言っています。
無料で会社に貢献してきたアプリ開発の紹介をします。(詳しくは書けませんが・・・)

今から30年前なのでITとかパソコンとかネットという関連ではありません。あるシステム(以降、「Nシステム」とします)のメンテ運用をする部門に勤めていました。Nシステムは日本全国の方がユーザだと思います。ユーザが使うたびにいろんな仕組みでサービスが行われるのですが、Nシステムが正常に動作できない場合に大きなドットインパクトプリンタにエラー情報がログとして出力されます(1日に約数千のメッセージ)。ログ情報は不具合の装置名など様々な情報が出力されます。不具合装置に偏りがでると、偏った装置の部分を細かく試験や分析を行って修復するといった仕事です。

でも情けないのが出力される情報の偏りなどを見つけて人間がマーカを使ってカウントしていました。集計も行っているので、情報の分析だけで1日1人がかりです(それを毎日行うので、目が疲れる仕事でした。またエクセルなどは当時はありません)。その状況を見て出力されるログ情報をのパソコンに集計させれば効率的なことになると改善ポイントを見つけました。

まずは、そのプリンターがどのようにつながっているのか回路図から確認しました。数ヶ月かかり、プリンターが普通のパソコンの一部であることが分かり、プリンタの代わりにパソコンを繋げることが可能であることが分かりました。
今でいうシリアル接続です。当時はRS232C非同期と言いました。まずは自分のパソコンを会社に持って行って接続をしてみましたが、大騒ぎ!プリンタ相当の通信ケーブルをはずしたとたん、警報が鳴りました。
その後パソコンを接続すれば警報は止まる(RSR232CのER信号が上がるので)とは思いますが・・・。ただの言い訳で、会社の先輩に思いっきり怒られました。ほかの方法を検討してみたところ、紙テープを出力する仕組みがありました。プリンターに出力しながら、紙テープに出力させてみました。問題なく成功しました(警報も鳴りません)。

そして出力された紙テープをパソコンに読み込ませるために紙テープリーダをRS232C通信でパソコンに繋ぎ、紙テープを読み込ませてみました。これもOKです。Nシステムとパソコンを直接接続させず、紙テープを介して接続をさせたという仕組みです。
ここまでくればあとはプログラミングの話なので、読み込んだデータを蓄積させて、集計&分析をさせるだけです。出力されるメッセージパターンを洗い出し、カラムに分割して集計キーワードを固定して・・・・・。ということで障害メーッセージを自動的に集計&分析するアプリが完成しました。
会社からは怒れら&認められた仕事になり、自分としては完成度が高い業務ができました。

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